産後、育児や家事が忙しくて、疲れが抜けません。どうしたらいいですか。
産後の疲れが抜けない。どうすればいい?
マタニティブルーといい、誰にでも起こり得ること
出産後は、急激なホルモンの変化や出産の疲れ、これから始まる育児への不安などから、一時的に気分が落ち込んだり、涙もろくなったり、ゆううつになったりと気分の変調が起こることがあります。
出産直後から1週間くらいの間にみられる一時的な気分の落ち込みは、マタニティブルーといって、誰にでも起こり得る症状です。
自分に合ったリラックス法を! 改善しない場合は専門家に相談
こんな気分、症状はありませんか?
- 赤ちゃんのお世話や家事がうまくできていないと感じ、自分を責めてしまう。
- 食欲がない。
- 寝付けない、眠りが浅い。
- なんでもないのに涙が出る。
- 気分が落ち込む。
- 怒ったり悲しくなったり、感情の揺れが大きい。
…当てはまる症状が多い人は、からだ以上に心が疲れているようです。
ひとりで頑張っていませんか?
「やらなきゃ」と思うと、疲れていてもなんとかやれてしまうものですが、後からどっと疲れが出てしまうことがあります。赤ちゃんとの生活で、いろんなことを完璧にやらなきゃと頑張ってしまうと、24時間、365日休みなしで大変です。
周囲の力を借りて、時には自分のための息抜きの時間も必要です。
リラックスできる方法を試してみましょう
- 毎日シャワーを浴びる、入浴する。
- 毎日太陽の光を浴びる。
- 家事や子育てを完璧にしようと思わないで、手を抜けるところは抜く(他の誰かに頼めることは頼む)。
- 家族や友人に自分の思っていることや出来事を話す。
- 赤ちゃんが寝たら、自分も体を休める。
症状が長く続く時には相談機関や専門医に相談しましょう
マタニティブルーは、1週間前後で改善することが多いですが、症状が2週間以上続く場合は、産後うつの心配があります。産後うつが起こる時期は人それぞれです。ひとりで抱え込まずに、できるだけ家族と一緒に相談してください。
子育て世代包括支援センター(各健康づくりセンター)、出産した病院、心療内科や精神科診療所で相談できます。適切なカウンセリングや治療で、心の元気を回復することができます。
赤ちゃんの健やかな成長には、ママが元気でいられることが一番です。
産後ケアやはますくヘルパーなど、利用できる子育てサポートがあります。
お出かけできそうな人は、家事は少しお休みして子育て支援ひろばに出かけ、気分転換してみませんか。