2歳児におすすめの外あそびを教えてください。
2歳児におすすめの外あそびは?
行動や自己表現の幅が広がる2歳
2歳児はからだの動かし方が上手になり、ことばもたくさん覚えて行動や自己表現の幅がぐんと広がってきています。歩行や走りを安定させるあそびをおすすめします。
からだを動かすあそびを楽しもう
2歳児の運動機能のめやすは、しっかりとした足取りで歩く、両足跳びができる、転ばずに走ることができる、ボールを蹴ることができるなどです。これからの発達につなげていくためにも、遊びながらからだを動かすおもしろさを感じられるよう、親子で一緒に楽しみましょう。
- 親子で散歩
散歩をしていると、空気・太陽・草花・虫などの季節の移り変わりを五感で感じられ、親子でそうした感動を共有することはとても大切です。更に、体力がつくだけでなく、食欲の増進や快眠習慣にもつながるなど、メリットがたくさんあります。特に朝の散歩は、日光を浴びるので体内時計を整えることができます。 - 砂場あそび
手指の動きが活発になり、道具を使えるようになるのも2歳児の特徴です。スコップを使って山作りやトンネル掘りをしながら穴の中で手をつなぐと、達成感を味わいながらスキンシップを図ることができます。 - 三輪車
三輪車は体幹を鍛え、バランス感覚を身に着けることができる遊具です。最初はできないことも、大人の助けを借りながら経験することにより成功体験を積み重ね、「できた」→「たのしい」→「もっとやりたい」という意欲を育てていきましょう。 - ボールあそびや鉄棒のぶら下がり
腕・足の力もついてきて、手足を動かしやすくなります。ボールを投げたり蹴ったりする力を少しずつコントロールできるようになり、片足で蹴ることも上手になります。また手の力も強くなるので鉄棒にぶら下がって遊ぶことで、自分のからだを支える力が付きます。 - 追いかけっこ
走ってからだを動かすことは能力のアップにつながります。大好きな家族との追いかけっこは、心もからだも解放され、エネルギーの発散にもつながります。
2歳児はからだを動かす機能が発達途上なのでやりたいことがうまくできず、「イヤイヤ」が出ることもあります。そこで、からだをたっぷり動かすあそびやかかわりを取り入れ、エネルギーを発散させながら「イヤイヤ期」をうまく乗り切っていきましょう。
運動機能やことばが発達し、いろいろなことができるようになる時期。できたらほめることがやる気を育てます。
心身の発達とともに、思いがけずケガや事故にあう傾向も高まるので、発達の特徴や事故防止について確認しておくと安心です。