外遊び中、転んで歯が欠けてしまいました。どうすればいいでしょうか。
歯が欠けた。どうすればいい?
強い衝撃を受け歯が欠ける
子どもは視野が狭いので、夢中で走り回ったりして遊ぶ時に、危険なものが目に入らず思いがけないけがをしてしまうことがあります。転んだり、ぶつかったり、強い衝撃を受けると、歯が欠けてしまうことがあります。
軽度でも受診が必要
欠け方が部分的で、軽度なけがの場合
痛みなどの症状が出にくく、神経や歯周組織への影響も少ないことが多いのですが、欠けた部分から神経に感染を起こしたり、後で歯の変色や歯肉の腫れが起こることがあります。歯科医院で詰めものをしたりかぶせたりという処置が必要になったり、しばらく経過観察することがあります。
歯が欠けて、神経まで達するような重度のけがの場合
炎症が起きて強い痛みや歯肉の腫れなどを引き起こすことが多いので、早めの処置が必要になります。欠け方に応じて神経の処置を行い、最終的に歯を元の形に修復します。乳歯の場合、次の永久歯に生えかわるまで定期的にチェックしていくことが望まれます。
歯が欠けるけがを負った場合は、痛みの有無や見た目の様子に関わらず、歯科医院を受診して判断・処置を受けることが必要です。
歯は大切です。からだの健康についての主治医がいるように、歯についても主治医がいると安心ですよ。