チャイルドシートを極端に嫌がります。どのように対応すればいいですか。
チャイルドシートを嫌がる
不安や不快感・いつもと違う状況等が原因になります
チャイルドシートを嫌がる理由として、
- 母親と離れる不安
- 身体を締めつけられることや、車内の音や臭いへの不快感
- いつもと違う状況でのパニック
などが考えられますので、状況を見きわめましょう。
理由に応じて、ことばがけなどの対処を
自動車で移動するときには、乳幼児の場合チャイルドシートを利用しなければなりませんが、それを嫌がられると困りますね。お子さんの場合はどのような理由があるのか考えてみる必要があります。
- 「母親と離れる不安」の場合
移動だけでなく、他の場面でも母親と離れるのを嫌がることが多いのではないでしょうか。目を合わせて「大丈夫よ」など、”安心させる言葉”をかけることを繰り返してください。
目的地に着いたら、同じように目を合わせて抱きしめるなどして、「よくできたね、偉いね」など、”ほめる言葉”をかけてあげてください。 - 「身体を締めつけられることや、車内の音や臭いへの不快感」の場合
やや敏感で活動的なお子さんではないでしょうか。普段から抱かれることを嫌がったり音に敏感だったりするようでしたら、車内で子どもの好きな音楽をかけたり、好きなおもちゃを手に持たせたり、お母さんが着る洋服をかけてあげるなどして気持ちを分散させてみましょう。 - 「いつもと違う状況でのパニック」の場合
車に乗るのはいいのですが、”よく通るルート”を覚えていて、そのとおりに行かないと混乱してしまう子どももいます。そうした場合はあらかじめ、「今日はあそこを曲がるよ」など少し先の道案内をしながら車を走らせることなどが考えられます。
心配な場合は、お住まいの区の健康づくりセンターの保健師等に相談してみましょう。
車でのお出かけには、子どものチャイルドシート・ジュニアシート着用が義務付けられています。とはいえ、赤ちゃんが嫌がって泣いたり、幼児が自分で取り外そうとしていたりすると、安心して運転できないと悩む人が多いようですね。安全運転をするためにも、子どもがチャイルドシートを嫌がらずに使ってくれることは大切です。