入園して少し経ちますが、先生にべったりで友だちと遊びません。他の子が近づいてくると逃げてしまうようです。友達と一緒に遊べるようになりますか。
先生にべったりで、友だちと一緒に遊べない
成長の一過程です
『先生にべったり』という姿は、家族以外の大人である園の先生に対して、安心して甘えることができている、ということですので大丈夫です。その次の段階として、周りの友だちの様子を見ながら、少しずつ真似をして遊んだり、同じ場所で遊んだりするようになってきます。
あまり心配しないで
もし、お子さんが、他の子の遊ぶ様子を気にして目で追っていたり、見ていたりしていれば、友だちに関心をもち始めたというサインですので、ゆっくりと見守っていきましょう。 それでも、心配が続くようでしたら、園の先生に相談してみるといいですね。園生活の中で、お子さんに合ったタイミングで友達との遊びに入れるような誘い掛けやかかわりをしてくれますよ。
成長とともに遊べるようになります
親しみの気持ちは、親→身近な大人→同年齢の友達へと広がっていきます。家族ではないけれど、先生という大人は安心できるということが分かっているので大丈夫です。
安心感を与える関わりかたを
先生と一緒にいる中で、側にいる友だちにも安心感をもち、少しずつ周りの友だちの様子を見ながら、同じ遊びをするようになっていきます。きっかけがなかなかつかめない時は、先生が上手に誘ってくれますよ。
家庭にいる時間の次に長い時間を、園で過ごす子どもたちにとって、信頼できる人(先生)がいるということは、安心できることのひとつです。親としては、そこからもう一歩踏み出して、お友だちとの関係性を築いてほしいと願う気持ちもわかります。園以外の場所で、同年代の子どもとかかわりを持てるような場に行ってみて、他のお友だちが、子ども同士で楽しく遊んでいる雰囲気を味わったり、それを見ているだけでも良いのではないでしょうか。園がお休みの日に、一人っ子のお子さんを公園に連れて行って、遊びに来ている知らない子どもに声をかけて遊ばせていたという親子もいますよ。