かけっこで一番になれなかったら泣いて怒ります。ゲームでも負けそうになると途中で怒って投げ出したり、じゃんけんで負けただけでも泣いたり怒ったりしてしまうので、勝負事ができません。もうちょっと大きくなったらわかるようになるのでしょうか。
勝負ごとで負けると感情が抑えられない
成長の一過程です
悔しいという気持ちの芽生えですね。大人は、競争や勝負事は「勝つこともあれば負けることもある」という考えが普通ですが、まだそのことを理解するまでに至らない子どもは、自分が勝つイメージしかないまま、実際にかけっこなどをして負けてしまうと、自分のイメージと異なるため、感情があふれ出して泣いたり怒ったりしてしまうのでしょう。
まずはそのまま受け止めて
子どもが競争や遊びで負けそうになった、あるいは負けて泣いたり怒ったりしたときの親の基本的な姿勢は「受け止める」ことです。むしろ、悔しい気持ちを親が受け止めることによって「次また頑張ろう」「練習してみようかな」と前向きな気持ちになります。
また、悔しい気持ちに共感した後は、たとえ子どもが泣いていても、少しその場から離れて見守ったり、他の活動に移ったりしていきましょう。次第に気持ちを切り替える方法を体得し、感情をコントロールする方法も身に付けていきます。
負けて悔しがるのも、負けてもへっちゃらなのも、度が過ぎれば気になるポイントですよね。でも、子どもの個性ですから、上手につき合って伸ばしていければいいですね。
それでも心配なときは、ひとりで悩まず、お住まいの区の健康づくりセンターの保健師に相談しましょう。