自分で歯みがきをするのは好きですが、仕上げみがきを行おうとすると嫌がります。よい方法を教えてください。
仕上げみがきされることを嫌がる
理由はいくつか考えられます
仕上げみがきの時に力が入りすぎて、歯ブラシを歯肉に強く当てていたり、歯ブラシを持っていない方の手に力が入りすぎている可能性があります。また、自分でやりたいと思う心の成長の表れで、仕上げみがきを嫌がることがあります。
こんな工夫をしてみよう!
仕上げみがきの間、子どもの好きな歌を歌ってあげたり、人形やぬいぐるみなどをみがいてあげるまねをみせたりするのもいいですね。時には体を押さえることも必要かもしれませんが、優しく声をかけながら1日1回は仕上げみがきを行い、できたことを褒めてあげながら、習慣づけをしていきましょう。
また、お母さんやお父さんの磨く力が強すぎて痛かったり、唇と歯ぐきがつながっているひも状の部分(上唇小帯)に歯ブラシが当たったりして、歯みがきを嫌がることもあります。力加減に気をつけましょう。
<仕上げみがきのポイント>
- 子どもが自分でみがく歯ブラシと保護者が仕上げを行う歯ブラシは別にしましょう。
(子どもにとって歯ブラシは、おもちゃの一つです) - 子どもをひざに寝かせる
(頭を安定させることができます) - 唇を指で上げながら、歯をよく見る
(歯の汚れや、色の変化など) - 歯ブラシはペンを持つように
(力の入れすぎを防ぎ、細やかな動かし方ができます) - 糸つきようじ(デンタルフロス)
(歯と歯の間のそうじに効果的です)
自分でやる歯みがきはできているということを誉めて、まずは歯みがきが楽しくできることを大切にすると良いのではないでしょうか。歯みがきや仕上げみがきを行うタイミングも工夫して、眠くなる時間帯やぐずぐず言いやすい時間帯を避けてみると、良いかもしれません。