浜松で子どもをすくすく育てるためのQ&Aサイト

トップ子育てコラム子どもの自慰

子どもの自慰

はますく子育てアドバイス

子どもの自慰については乳幼児健診の場で、たびたびお母さんからご質問いただくことがありますが、お母さんたちは皆、申し訳なさそうに、恥ずかしそうに、小声で話されます。
これと似たこととして「性器いじり」を相談されることもありますが、こちらについてはそれほど恥ずかしさなく、「うちの子ったらすぐおちんちん触っちゃって~」と、あっけらかんとお話される印象です。
お母さん達の感覚として「性器いじり」と「自慰(マスターベーション)」の間にはかなりの差があるようです。

実際、眠い時に自分の性器を触りながら寝るお子さんもいます。園での昼寝の時、お子さんがズボンの中に手を入れたまま寝ている光景も見られます。でもこれが自慰となると、お母さんもギョッとしてしまいます。子供が床や机(テーブル)などに性器部分をこすりつけて、顔を赤らめてハァハァ言っているのを目撃したら、それは驚いてしまうことでしょう。「何やってるの!」とつい声を荒げてしまうこともあるかもしれません。

子どもは感覚に素直です。きっかけが何であれ、快感を覚えたらそれに没頭します。大人と違ってまだ「こんなことを人前でしていたら恥かしい」ということはわかっていません。そして没頭している間は他のことを考えずにすみます。嫌なこと、淋しさ、不安なことを一時的にでも忘れることができるのです。それを学習して、より自慰行動が強化されていくのです。

これに対して感情的に叱ったり罰を与えたりすると、「してはいけないこと」ということはわかりますが、今度は隠れてするようになります。「お母さんに見られなきゃいいんだ」と、ベランダに出てするようになるかもしれません。そうなってしまうことの方が問題です。

対策として、まずは他の楽しいことに気持ちを切り替えていけるように他の活動に誘いましょう。お子さんを膝に入れて絵本の読み聞かせをしたり、一緒にお絵描きをしたり、体をつかった親子遊びもするのもいいですね。これらは性器いじりをするお子さんにも効果的です。また、癖のように常に性器をいじっているようなら、男の子ならツナギ、女の子ならジャンパースカートなど、手を下着の中に入れにくい構造の服を着せるなどの工夫もあります。
自慰の背景には、下の子が生まれてあまり構ってもらえなくなった、引っ越しなどで環境が変わったなど、寂しさの場合もありますので、こうした環境の変化があったときは、ふれあい遊びやくすぐりっこ、ぎゅっと抱っこしたりおんぶしたりするなどたくさんスキンシップをとるようにしてください。
また、お父さんや実家の方に協力をお願いしたり、市の子育て支援制度を利用したりして、お子さんと二人きりになれる時間を定期的に作るとよいと思います。お子さんが二人以上いらっしゃる場合は、交互にこうしたスペシャルタイムを作れるとよいでしょう。

監修:
浜松市子育て支援課
浜松市発達相談支援センター ルピロ