子どもの食中毒が心配です。家庭でできる予防対策はありますか?
食中毒を予防するには?
同じ感染源から、抵抗力の弱い子どもだけが発症することも
食中毒は一年中、家庭でも発生します。家族で同じ食事をしても、抵抗力の弱い子どもだけが発症するケースも少なくありません。食中毒は、主に病原性をもった細菌やウィルスなどの微生物に汚染された食品を食べることで起こります。
- 細菌
温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることで食中毒が引き起こされます。夏に発生しやすいです。(代表的な細菌)腸管出血性大腸菌(O157、O111、O26など)、カンピロバクター、サルモネラ菌など - ウィルス
自らは増殖しませんが、手や食べ物などを通じて体内に入ると、腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。冬に発生しやすいです。(代表的なウィルス)ノロウィルスなど
主な症状は下痢・嘔吐・腹痛・発熱などで、軽い場合から、時には重症化する場合もあります。
食中毒予防の三原則をしっかり守って
食中毒を予防するには、下記の三原則を意識して対策をしましょう。
- 病原体をつけない:石鹸で手を洗う!
手にはさまざまな病原体がついている場合があります。帰宅後、調理の前後、トイレやおむつ交換後、ゴミや嘔吐物などの処理後などには、必ず石鹸を使ってよく手を洗いましょう。 - 病原体を増やさない:食品は素早く低温保存!
食べ物に付着した菌を増やさないために、素早く低温保存しましょう。冷却効率を維持するためにも、冷蔵庫・冷凍庫に食品を詰め過ぎないようにし、小分けして冷ますなどの工夫をしましょう。 - 病原体をやっつける:調理はしっかり加熱・殺菌!
調理の際は食材の中心部までしっかり加熱をして、病原体を死滅させましょう。
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