「抱っこをすると、抱き癖がつくから良くない」と言われました。逆に「たくさん抱っこをしてあげて」と言う人もいます。どちらが正しいのかわかりません。
抱っこすると、抱き癖がつくから良くない?
成長の一過程です
「抱っこをすると、抱き癖がつくから良くない」という説は、過去に注目された育児法の影響によるものかもしれません。しかし、赤ちゃんにとって抱っこをしてもらうことは、心地よく、安心感が得られる大切なことです。赤ちゃんが泣いた時、抱っこを求めた時などに、抱っこをしてもらえる経験をたくさんすると、赤ちゃんは自分に関心を向けられていることや守られていることを感じるようになり、少しずつ抱っこをしなくても泣かずにいられたり、1人で遊ぶことができるようになったりしていきます。
気にせず、たくさん抱っこして
「抱き癖がつくこと」を心配する必要はありません。たくさん抱っこをしてあげてください。
また、この時期は、お座りが安定したり、つかまり立ち・つたい歩きができるようになったりと、体の発達も進んできます。できることが増えてくると、抱っこの回数は自然と減ってくることがあります。
ただ、激しく泣くため、なかなか抱っこから離れられない、夜も抱っこしていないと眠れないなど、対応しているお父さん、お母さんが疲れてしまっている等の状況が長く続いているようなら、お住まいの区の健康づくりセンターの保健師等に相談してみましょう。
子育ての方法や考え方も、時代により変化するのですね。今は赤ちゃんをたくさん抱くという考え方が主流のようです。