お箸がうまく使えず、ごはんをよくこぼします。どうすればいいですか。
お箸がうまく使えない
個人差があります
お箸の持ち方の習得には個人差がありますので、子どもの様子を見ながらゆっくりと進めていくのがいいかと思います。楽しく食事ができるように見守っていけるといいですね。
無理させず、自信をつけてあげて
お箸の持ち方を教えることは大切ですが、食事は楽しい食卓を経験させる場所。一旦お箸を持ったものの、最初は上手く使えずなかなか食べられない時もあります。そんな時は無理にお箸を使わずに、「フォークを使ってもいいんだよ」と、子どもに逃げ道も用意してあげてください。 また、「こぼしても大丈夫だよ」と伝え、一度でもお箸を使って口までうまく運べたら、ちゃんとほめてあげましょう。ほめられることで自信につながります。
持ち方を確かめてみて
お箸の持ち方の習得には個人差もありますが、スプーンの持ち方が影響していることがあります。スプーン使用時に、握り持ちをしていないか、鉛筆持ちができているか等を確認してみるのも良いでしょう。
こんな工夫をしてみよう
最初は上手く使えず、なかなか食べられないときもあります。お箸ですくいやすい食材・つまみやすい食材を用意し、子どもが「使えた!」という達成感を得られるような工夫をしてみましょう。少しずつお箸を持つ機会が増えるよう、スプーン・フォークも併用しながら進めてみましょう。
お箸の持ち方は、イラストのように下のお箸を「親指の根元と薬指の第一関節(爪の根元のあたり)」で支え、上のお箸は「親指と人さし指・中指」の3本でつまむように持ちます。この時、お箸の上の部分が少し開いていることがつまめるポイントです。
お箸の開閉は、上のお箸を支えている「人さし指と中指」が、一緒に上下に動くことで出来る動作です。この機会に持ち方を見直してみるのもいいかもしれませんね。
子どもは子ども同士の刺激の方が、いろいろなきっかけになることもあるようです。時には、同世代の子どもたちと一緒に食事をしてみると、お友だちが上手にお箸を使っているところを見て、本人が上手に使えるように頑張るきっかけになるかもしれません。
子どもたちに絵本やゲームで伝える「お箸の持ち方」のお話