生後1か月の赤ちゃんですが、指をしゃっぶたり、あやすと声を出して笑います。どんな遊びがおすすめですか。
1か月の赤ちゃんにおすすめの遊びは?
この頃の赤ちゃんについて
生後1か月程で赤ちゃんの言葉にならない発声「あ~」「う~」が始まります。おうちの方もそれに答えて呼びかけてあげると、赤ちゃんはまた声をだします。これからはコミュニケーションの発達につながっていきます。また、五感を発達させる時期です。おうちの方と触れ合ったり、遊ぶことが大切です。
五感で周囲とふれあう遊びを
パパやママがあやしたり、一緒に笑顔になったりするというのはとても素敵ですね。それだけでも赤ちゃんは嬉しくなります。あやす人が表情を変えたり、話しかけたりしながら、人の動きがよく見えるように働きかけてあげるとよいです。
言葉にならない発声(「あ~、う~」など)が始まると、どうぞそれに応えてあげてください(「クーイングごっこ」といいます)。コミュニケーションの発達につながっていきます。応えるのは「あ~」でもいいし、「そうなの」でも、名前を呼んであげてもいいです。やさしい声でゆっくりと返してあげればよいです。
この頃の赤ちゃんはテレビや動くおもちゃ、スマホの画面などをジーッとみつめることがあります。これは音や動きに興味を持っていることは確かですが、本人の意思とは関係なく生理的に目を奪われていることもあります。「集中して見ている」と安易に考えないようにしましょう。一方通行のやりとりではコミュニケーションは発達しません。
1か月から2か月頃には、ガラガラなど、赤ちゃんが握ることができて音の出るおもちゃがお勧めです。何にでも興味をもって、気になるものには手をのばすようになります。そして、それをさわったりなめたりして、どのようなものかを理解していきます。
このように何でも口にもっていこうとするので、呑み込めてしまうようなものは赤ちゃんの周りに置かないようにしましょう。五感が発達してきているので、歌を歌いながら、赤ちゃんの顔や手足を触るなどして遊ぶのも喜びます。
赤ちゃんのご機嫌の良いときに、腹這いにして、その前で笑いながら話かけるなどすると、赤ちゃんは自分で頭をあげて顔を合わせるようにします。自分で頭を支えようとし、発達にも役立ちます。
また、横抱きばかりでなく、縦抱きをするなど、抱き方も換えてみると、赤ちゃんはまた違った景色を感じることができます。ただし、首がまだ座っていないので、支えてあげてくださいね。
赤ちゃんが生後1か月から2か月のころは、ママも自分の体が万全ではありませんから、無理せず、赤ちゃんが機嫌よくしていてくれる状態が保てれば良いでしょう。生まれてすぐは、視力も悪く、ぼんやり見える程度なので、メリーなど、動くものに反応を示すようになるのも生後2か月頃からです。
第1子の場合は、スキンシップや声かけをするなど、コミュニケーションを楽しんでいるうちに、過ぎてしまう時期かもしれませんね。第2子以降の場合は、上のお子さんとのスキンシップやコミュニケーションも大切にしながら、気にかけてみてください。